昨日、ジェフの公式サイトに契約満了が発表されていた、福満のコメントが掲載されました。
文章を読むと、ますます昇格したったなぁと思ってしまいますね。
昨日に続いてゴールシーンの話になってしまいますが、プレーオフ東京V戦で小森にアシストしたのがその福満ということになります。
福満にパスを出した鈴木大輔のパスも非常に良く、相手に激しく押されながら、良く縦にパスを出したと思います。
そして、それを福満がフリックして小森に繋いだ展開となります。
相手DF谷口を背負いながら、右足のアウトサイドでダイレクトで繋いでいます。
これによって、谷口を釣り出して小森と1対1の状況が作れたし、ダイレクトパスで素早く仕掛けたことで、相手守備陣がセットする前にゴールに迫ることが出来た。
派手なプレーとは言い難いかもしれませんが、こういった攻撃のアクセントが、ゴールを生むことが多いと思います。
#11月26日#J1昇格プレーオフ#準決勝#東京ヴェルディ 戦
— ジェフユナイテッド市原・千葉(公式) (@jef_united) 2023年11月26日
ゴールシーンをPLAYBACK🎥
78分#鈴木大輔 選手のパス#福満隆貴 選手がダイレクトパスで繋ぎ
それを #小森飛絢 選手が魂でネットを揺らした✨
残念ながら今季最後のゴールです⚽️
DAZN視聴は💁♀️https://t.co/JtKiOqCnM1 #jefunited pic.twitter.com/ZbYAURVWbp
福満はゴールシーン以外でも相手の嫌な位置で受ける動きをして、攻撃に変化を付けてくれていました。
近年の福満はどちらかと言えばSHやWBなど、サイド寄りでプレーすることが多かったと思います。
契約満了が発表になった時にも話した通り、ジェフに加入した2021年序盤は右SHから中央に入っていく動きもしていましたが、それ以外は外でのプレーが多かった。
それだけに、トップ下のスーパーサブとして起用され始めた当初は、どちかと言うと風間のプレーを参考にするというか、コピーするような形でタスクをこなしていたのかなとも思います。
実際、当初は間で受けるというより、がむしゃらにプレスをかけて試合に入っていったことが多かった印象です。
しかし、そこからトップ下からもチャンスを演出するようになって、シーズン終盤は見事なジョーカー役を果たしてくれました。
風間の方はちょっと連戦が効かないのか、疲れが見えたのが、シーズン終盤は動きが重かった印象もあります。
プレーオフでもベストフォームといった印象ではなかったと思うし、こうなったら福満を残しておいた方が良かったのではとも思うのですが、福満もスタメンでプレーし続けていたらあそこまでのキレは保てなかったかもしれないですし、すでに決まっていたことなのかもしれません。
そこはチームの循環も大事なことではあると思いますし、良い補強を期待したいところではないでしょうか。
ただ、やはり福満の試合後の表情は、さすがに来るものがありましたね。
勝っても負けても来季はともに戦えないことはわかっていたわけですが、それでもジェフのために最後まで尽くしてくれたのでしょう。
来年はJ2でライバルとなるかもしれませんが、良い行き先が見つかってほしいと思います。
試合後、以下のような話をしていたそうです。
試合後の監督からの話は?
「この結果を受け止めて、それぞれがまたレベルアップしないといけないという話でした。「それぞれが」という言葉がすべてだと思いますし、もっと個人個人がレベルを上げないといけない。プレーオフ圏内に入るのが当たり前、昇格をずっと狙い続けるチームでないといけないと言っていました。僕は来季(千葉で)戦えませんが、そういうチームになってほしいなと思います」
最後の言葉が切ないですが、やはりそれぞれがレベルアップしなければいけないという点が凄く大事だと思います。
これは試合後に書いた感想と、同じところだと思います。
今年はチームとしてやることが明確で、それが最後はしっかりと浸透したチームとなっていたからこそ、最後は個の部分が大事になってくる。
残念ですが、そこで一歩足りないところがあったのではないかと思います。
そういった反省もしっかりとしつつ、来季につなげて欲しいですね。
そこに関しては、ジェフに残る選手も旅立つ選手も変わらない基礎的な話だと思いますから、少し休んでまた頑張ってほしいと思います。