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2023シーズンを振り返る 前半戦の守護神GK新井章太

 本日から2023年シーズンを1人1人振り返る企画を、始めていきたいと思います。
 今年からタイトルに、少し説明文を加えてみました。

 ジェフ4年目となる新井章太は、2023年も開幕スタメンを果たしています。
 今年のジェフはCBとGKが低い位置でショートパスを繋ぎ、相手を引き付けてスペースを作っておいて、中盤や裏へ展開する遅攻にチャレンジしていました。
 それ故に、結果的に危なっかしいシーンが増えてしまった部分もあったと思います。


 ただ、外から見ればプレッシャーを受ける前にパスを出すべきだと思われていたところもあるかもしれませんが、そこはあえてプレッシャーを受けてからパスでかわすという狙いを、チームとしてやっていたのでしょうから新井自身が悪い判断をしていたわけではない。
 むしろGK鈴木は早くボールを話したがる傾向があり、そちらの方がセーフティではあったのでしょうが、チームの狙いとしてはGK新井の方が正しかったとも言えるでしょう。
 実際、GKの部分で相手を引き付けてからの展開という意味では、GK新井が出場していた頃のほうが効果的に機能していたと思います。

 しかし、7月5日に行われた第24節大宮戦で、GK新井はパスミスからピンチを迎えた上、試合終盤に相手FKから一度は止めかけたヘディングシュートをファンブルし、相手選手に押し込まれて失点。
 これが決勝ゴールとなり、1‐2で敗れてしまいました。
 すると、この試合をキッカケにスタメン出場がなくなり、第2GKとしてチームを支える形となっていきました。


 なんとなくの雰囲気ではありますが、新井章太のような激しいタイプの性格は、あまりジェフサポには好まれないのかなと感じる部分もあり、評価が上がらなかった印象もあります。
 しかし、大宮戦などでのミスもありましたが、2023年前半もファインセーブは見せていましたし、決して大きく崩れたシーズンだったわけでもないと思います。
 ビルドアップも決して得意なタイプではないとは思いますが、ショートパスだけではなくうまく左右中盤へ中距離のパスを出して展開していましたし、相手を誘い出す動きなどはさすが元川崎の選手といった印象もありました。

 しかし、今オフには昨年栃木で活躍した、パリオリンピック世代のGK藤田の加入も発表になりました。
 藤田はレンタルでの加入というところに将来的な怖さもありますが、新井章太も来年36歳、鈴木椋大も来年初めに30歳になるという年齢を考えると、どちらかとはお別れになる可能性もあるのではないかとオフ当初から思っていました。
 今のジェフには21歳のGK松原、22歳のGK近藤と若いGKも控えているわけですが、若手選手の移籍だけでは費用やA契約枠を空けることには繋がりません。

yukkuriikou.hatenablog.com

 ただ、藤田獲得の際にもお話ししましたが、藤田もまた熱いタイプのGKだと思います。
 こういった選手のお目付け役というか、指導役という意味では、新井は適任なのかもしれません。

 試合に出ている選手だけではなく、チームを練習などから盛り上げるタイプの選手も必要だとは思いますし、後は予算や全体のバランスなども考えてということになるのでしょうか。
 近日中に発表になるのではないかとは思いますが、気になる立場にいる選手ではないかと思います。