連戦後ということで、ゆっくりと試合を振り返っていく予定だったのですが、ジェフに関するニュースが入ってきました。
昨日、FC東京からレンタルで、品田を補強すると発表。
今冬の移籍ウインドーは本日3月27日までですので、期間ぎりぎりの補強となりました。
品田はFC東京アカデミー出身の24歳。
2018年にトップチーム昇格を果たしますが、主にJ3に所属していたU-23FC東京でプレー。
長らくトップチームでは、活躍できずにいました。
すると、昨年甲府にレンタル移籍。
4月には一時怪我もありましたが、7月のジェフ戦でもスタメン出場を果たすなど、シーズン前半はレギュラーとして出場。
ボランチとしてチームに貢献しました。
しかし、シーズン後半は出場数が激減。
怪我などもあったようですが、先週ジェフ戦でも活躍した現清水MF中村が、昨年8月に甲府へレンタル加入した影響が大きかったと思います。
ACLもあってボランチの多かった昨年の甲府ですが、シーズン後半は中村と松本がレギュラーとなっていきました。
結局、J2では20試合出場2ゴールという結果で、オフにFC東京へ復帰。
本人は「今年も甲府のために戦おうと決めた時期もあった」とコメントを残しており、甲府残留に揺らいでいたところもあったようです。
しかし、FC東京のクラモフスキー監督は昨年6月に就任しているため一度は直接見たかったのかもしれませんし、甲府としてもACLがなくなって人員を整理しなければいけない事情があったのかもしれません。
けれども、今季が始まってもFC東京ではチャンスがないという評価になって、ジェフへレンタルということになったのではないでしょうか。
甲府での品田はセットプレーも任され、精度の高いキックを持ったボランチといったイメージです。
甲府のプレースタイルというのもあるのでしょうが、ボランチから左右へ長短のパスを展開していた記憶があります。
ただ、180cmという情報の割には体は大きくな印象で、守備面などには課題があるでしょうか。
補強に関しては嬉しい気持ちもありますが、品田を獲得したということは田口やエドゥアルドの復帰に時間がかかるという可能性もあるのかもしれません。
あまりプライベートなSNSを上げるのもどうかとは思っているのですが、エドゥアルドのご家族によると「エドゥアルドは眼窩壁の骨折で手術をし、まもなく復帰します」という投稿がありました。
しかし、これはあえて「まもなく」とポジティブな話をしているようにも伺えますし、そもそも「眼窩壁骨折で手術」となれば状態次第ではあるでしょうが、すぐには戻れない可能性も高いと思います。
さらに、代わりに出場してる小林も清水戦前半のように、相手がパスを繋いできてくれて、ハイプレスがはまりやすい状況なら活躍できますが、ボールを持つ展開になるとやはり展開力に不安がある。
また、横山も守備面では物足りなさを感じる部分があります。
加えて、ルヴァンカップでベンチ入りを果たした熊谷もその後は姿が見えないところを見ると、今年もコンディションが上がってこないということでしょうか。
さすがに、田口とエドゥアルドが開幕早々に同時に離脱するという状況は、想定しづらかったかもしれません。
しかし、昨年も怪我に苦しんだ熊谷の状況は予想できた面もありましたし、やはり昨年の状況から考えてもう少し控え選手の入れ替えが必要だったのではないかとも思ってしまいます。
また、全体的に怪我人が多すぎる印象もあるだけに、ちょっと選手の管理面も心配になってしまいますね。
品田にそれらの穴を埋める期待をするには重すぎるようにも思いますが、タイプ的には田口に近いものもあると思いますので、そこになんとかはまってくれれば。
ただ、昨年の状況からすると、品田自身も怪我が多そうというところが心配ですね。
個人的にはこれを機に無理なアンカーシステムなど諦めて、無難にダブルボランチにした方がいいのではないかと思うのですが、小林監督も頑固な印象がありますし、品田の加入でどう変わっていくのでしょうか。