なんだか、色々考えて一周まわって泣けてきました(笑)
本当にジェフの一時代が終ろうとしているんですね。
結局、オシム監督があのような形で協会に強奪された後、ジェフはオシム監督の影に惑わされ続けていたと言うことなのでしょうか。
中核だったオシム監督と祖母井GMがいないから継続性を求められたフロント、今までのような結果を求めて憤慨したサポーター、指導方法の違いに対応しきれずなかなか自立できなかった選手、そしてイビチャ・オシムの代役を任されてしまったアマル・オシムも…。
しかし、そのアマル監督はチームを去ることになりました。
ジェフのフロントは、オシム監督の亡霊から戦うのではなく逃げることを選択したと言うことになると思います。
それがいい判断なのか、悪い判断なのかは、今のところ誰にもわからないはずです。
私はもう少し待って欲しかったけれど、多くのサポーターはアマル監督にブーイングをしていたわけですから、アマル監督が退任すること自体は納得しているのかもしれません。
ともかく、今わかっているのは、ジェフはそのオシム監督からの卒業しリスタートしなければいけないということ。
私には、まだ想像もつきませんけどね…。
いつかは卒業しなければいけないことは、わかっていたことでした。
オシム監督ではないオシム監督に完全なる代役を務めてもらうのも、祖母井GMではないGMに方向性の継続を維持しようとしてもらおうとするのも、初めから不可能な話しだったのかもしれませんね…。
じゃあ、どうすればよかったのかと言うと、非常に難しい話ですが。
こうやってイビチャ監督のいたクラブというのは、どこも低迷していくのでしょうか。
奇しくも、日本代表もオシム監督が倒れ、オシム監督から卒業することを決めました。
今年は「なんだ、日本代表よりジェフの方がよっぽどオシムサッカーらしいサッカーをやってるじゃん」なんて思う試合もあったのですが、来年はいかにオシム監督から卒業し良いスタートを切れるのかという勝負になるんでしょう。
でも、まずは監督選びがどうなるかという大きな問題が残されていますが…。
ところで話しは少し変わりますが、「イビチャ・オシム監督があんな状態なのにアマル監督を解任させて…」って言う意見は違うんじゃないでしょうか。
私は「もし辞任ならイビチャ監督の看病のためかな?」と思ったくらいです。
オシム監督のことを考えれば、言葉も通じず親戚も近くにいない日本より早期に欧州に戻る方がいいに決まっています。
脳卒中は再発の可能性もあるのに、また深夜に海外サッカーを見られても困りますしね。
容体次第ではありますが、リハビリできるくらいに回復したら、欧州に戻るべきでしょう。
ボスニアの医療環境に関しては詳しくないですが、例えば自宅のあるオーストリアに近いドイツは世界でもリハビリの先進国として知られています。
どこに行くにせよ、息子であるアマル監督が近くにいることは、治療に関しては大きなメリットがあります。
イルマさんが一端帰国したというのもビザの関係だろうし、外国での看病という看病というのはそういった不安定な状況がつき物です。
アマル監督と共に、欧州に戻るのが一番じゃないでしょうか。