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深井の意識が変化してきた?


深井選手「もったいない試合。チャンスも作れていたし、単調にクロスを上げるだけではなく、1回抜けたところから、キープして、サイドチェンジするといったプレーができたい。クロスだったり、スルーパスというところを使えたというプラス材料はある。自分としても、流れ的にどうしてもカウンターはあるけれど、雑にフィニッシュまでいってしまってもったいないという場面があったので、裏へ抜けたあとはなるべく時間をかけて、みんなが上がってこれる時間帯を作るということを意識してプレーした。」(ジェフ公式サイト
 コメントを読んでも、深井は意識が変わってきたのかもしれませんね。
 それがプレーにもはっきりと表れているような気がします。


 深井など前の選手はどうしても強引にゴール前に行って相手に潰され、チーム全体の流れを悪くしていたところがあります。
 特に昨年の入団当初は相手が油断していたこともあって、その強引なプレーが通用してしまったところがあった。
 けれど、それだけでは相手も予測しやすいですからね。
 そのあたりが昨年の5連勝後の苦戦にも繋がっていったんじゃないかと思いますが…。
 しかし、試合を経験することによってそれだけでは相手に勝てないということを理解し始めて、周りを使う意識だとかチーム全体の状況を理解することを、憶えてきているのかなぁと思います。
 あとはオフザボールでスペースを作る動き、自分が犠牲になる動きも出てくるといいんですけどね…。



 プロに入って数年たってもレギュラーになりきれない選手というのは、それなりに理由があると思います。
 深井、谷澤、新居のように一芸はあるのだけれど、細かなプレーはあまり得意ではない選手(ボスナーなどもそうかな)。
 青木良太や池田のように大きな穴はないけれど。一芸と呼べるプレーはちょっと少ないように感じる選手(どちらかといえば工藤もそうかもしれません)。
 そういった選手達が集まっているのが今のジェフの状況とも言えるわけですから、しっかりと個々のレベルアップも重要になってくるんだと思います。
(ちょっと特定の選手に対しては、期待しすぎている=甘やかしすぎているような気もしますしね。誰かとは言いませんけど…。)


 
 深井だけでなく他の選手達も、ここ数試合でサイドチェンジや周りの選手を使うプレーへの意識が高まっているように感じます。
 これはたぶんミラー監督主導というよりは、選手達が主導になって変わってきたんじゃないでしょうか。
 ミラー監督は早い攻撃を意識したチーム作りをやってきて、今でもコメントを読む限りその考えは変わっていないように思いますからね。
 

 けれど、それでいいんじゃないでしょうか。
 ミラー監督は監督としての実績は、決して豊富とはいえない方。
 リバプールでの経験があるといっても、ヘッドコーチと監督とでは役割が大きく違うはずですしね。


 けれど、知識に関しては十分持ち合わせている監督さんでしょう。
 ですから、選手が主導になってゆっくり攻めるところはしっかりとつないでいくんだということを実施し、そちらの方が正しいんだということを選手達が証明できれば、監督の方針も少しずつ変わっていい方向に進むかもしれません。
 監督だって人間ですから少しずつ成長していくものです。
 それは、Jでの他の監督を見ていてもいくつかの例があります。
(個人的にはまだ若いアマル監督をジェフで育てていきたかったんですけどね…。)


 今はまだまだ課題の多いクラブですから、選手も監督もフロントもチーム全体で育っていきたいところです。
 しっかりとクラブが成長していくためにも、サポーターがきちんとした目でクラブを見続けなければいけない。
 そういった意味では、サポーターも同様に成長していかなければいけないんだと思います。