オシム監督が先週発売された『Number』に登場。
『日本サッカー マイ・ベストゲーム』というテーマで、オシム監督は2005年に制したナビスコカップ決勝についてインタビューを受けています。
「驚くべき試合、説明できない試合だった」とのことで、当時の選手たちを讃えています。
一方で「それまでに多くの努力があり、(中略)膨大な時間とエネルギーと費やしてあそこに至った」とも。
普段の練習からの積み重ねが、ナビスコ優勝に繋がったということですね。
「ジェフがタイトルを獲得していないから、(中略)モチベーションを与えやすかった」と当時を振り返っています。
考えてみればジェフはナビスコ2連覇と前と後で、メンタル的な部分が大きく変わってしまったのかもしれませんね…。
もちろんそれ以外の変化もたくさんあるのでしょうが、現在もまだ当時に比べればクラブ全体で明確な目標・方向性を設定しきれていないのかもしれません。
最後に現在のジェフの低迷について、方向性の曖昧さを上げています。
「進歩を続けるのか、今のレベルで安定するのか」、「チームを安定すること、それが野心だ」と話しています。
コメントではなかなか伝わりませんでしたが、現在のジェフの状況に関してはかなり厳しく話していたようです。
それもジェフのサポーターを考えてのこと。
とてもありがたい話しで、オシム監督のような方たちのためにも再起を目指さなければなりません。
『Sports Graphic Number 2010年 4/1号』
また、クロアチアサッカーニュースさんによると、昨日発売になった『2010南アフリカ ワールドカップ体感マガジン』にもオシム監督のインタビューが掲載されているそうです。
長束さんがオシム監督のインタビューを担当している上、宇都宮徹壱さん、西部謙司さんが監修を務めているそうで、こちらも内容が気になりますね。
一方、スカパー!では3月21日から、オシム監督と関塚監督の対談が放送されています。
こちらも見ましたが、予想通りオシム監督が話している時間がかなり長い対談となっています(笑)
しかし、対話相手が監督ということもあって、より積極的に専門的な話しをしている印象もあり、その分面白い内容になっているのではないかと思います。
特にビルドアップの段階でDFラインとダブルボランチの間で、あるいはFW(巻の名前も出ていましたが)を起点としてSBがSHをオーバーラップする展開、またはゲームメイカーが動きまわる形で、それぞれトライアングルを作らなければいけないという話しは、今のジェフにとっても非常に重要な話しになるのではないでしょうか。
オシム監督が山岸を大絶賛しているところも、オシムファンにとっては見所の1つではないかと思います(笑)