新井、鈴木の完全移籍、岡野の復帰、大野のレンタル移籍

 今年はここまでどのチームも動きの遅かったストーブリーグですが、少しずつ活発になってきましたね。
 来年は東京オリンピックの影響もあって開幕が早いわけで、各チームの始動も早めになるかもしれませんから、そろそろ本格的に動きが出てくるのではないでしょうか。
 ジェフも昨日、いくつかの発表がありました。

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 まず名古屋からレンタル移籍していた、新井一耀の完全移籍での加入が決まりました。
 個人的には契約状況に関係なく、今のジェフで一番残ってほしい選手だと思っていましたから良いニュースだと思います。
 新井は鳥栖移籍からのオファーがあったという報道もありましたが、鳥栖では控え候補となるでしょうから、新井にとってはあまり良いオファーではなかったのかもしれません。


 今年の新井は29試合に出場してますが、2016年にプロ入りして過去最高が昨年の11試合出場でしたから、それを大きく上回ったことなります。
 また、今年のジェフのCBで、もっともスタメン出場が多かったのも新井でした。
 このあたりが、完全移籍の決め手となったのではないでしょうか。

 その他のCB候補がどこかバタバタしたところがある中で、新井は安定感のあるプレーを見せていたと思います。
 若干ポジショニングの部分で慌てる傾向があったり、特に前に出た後の動きが落ち着かない部分もあるように思います。
 また、足元の技術もあるタイプではありますが、大きな展開など自分から攻撃を作るという点ではまだ物足りなさもあるのではないでしょうか。


 ただ、高さもあるし、強さも見せてくれました。
 ドリブルへの対応なども比較的落ち着いていたと思いますし、増嶋不在時にはDFの統率もできていた印象です。
 正直CBは層が薄かったことも大きかったとは思いますが、その中で健闘していた選手ではないでしょうか。

 来年は1年を通して、主力としてプレーすることが目標となるのではないでしょうか。
 新井にとっては初めてのチャレンジになると思いますが、それがジェフに残った大きな意味ではないかと思います。
 選手構成にもよるかもしれませんが、チームを引っ張る存在の1人となれるように期待したいですね。

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 続いてこちらもCBということになりますが、大分に1年半移籍していた岡野がジェフへ復帰となりました。
 岡野は大分を気に入っていたようですから、完全移籍する可能性もあるのかなと思っていました。

 しかし、昨年は夏からレンタル移籍して半年でリーグ戦に6試合出場していたにもかかわらず、今年は1年間で4試合の出場にとどまっています。
 岡野の出場は主に岩田が代表に選出された時の穴埋めでしたが、来年はオリンピックもあるためさらに岩田への負担が増す可能性があるかもしれません。
 その状況下でも大分に残れなかったということで、大分としてはより計算できるCBの補強を考えているのかもしれませんね。


 岡野は高さだけでなく、スピードもあるCB。
 その分プレーが荒いところも感じられますが、ジェフは高さのあるCBこそ多いものの、スピードのあるCBは少ない状況です。
 新外国人のチャンも高さに特徴があるCBではないかなと思いますし、岡野としてはスピード面をアピールして出場を目指したいところではないでしょうか。

 しかし、増嶋、エベルトの去就はまだわからない状況。
 ベラスケスはチャンと入れ替えになるのかなと思いますが、エベルトが退団したとしても新外国人CBを補強する可能性はあるかもしれません。
 新井も残ることが決まりましたし、岡野も大分で活躍してきたわけではないのですから、復帰したとはいえ戦力になれるかどうかは未知数な状況です。


 もちろん尹監督が就任したので、以前よりもチャンスは巡ってくる可能性はあるかもしれませんし、それを期待しての復帰でもあるのかもしれません。
 大分はCBからのビルドアップを求めますが、尹監督はよりフィジカルを重視するかもしれない。
 そうなれば、岡野にとって追い風ともなりえるでしょう。

 しかし、とはいえ、現状では実績がないことには変わりないですし、CBは経験が大事なポジションでもあります。
 途中出場からチャンスを得られることも少ないですし、外国籍とはいえ若手CB候補としてはチャンも補強し、大卒の本村も加入するわけですから、うまくいかなければ再レンタルなども考えられます。
 高橋など他の選手もそうですが、レンタル先で活躍できなかった以上は、ジェフでも厳しい状況に陥る可能性は十分にあると思いますし、開幕前から必死にアピールしてジェフで生き残ってほしいところですね。

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 鈴木に関しては以前にも取り上げたので、こちらはまとめてということで。
 川崎からGK新井章太を獲得しただけに、鈴木の残留はないのかなとも思っていました。
 レンタル元のG大阪は岡山から一森を補強しただけに復帰はないと思っていましたが、他に移籍する可能性はあるのが最近の動きの激しいGK事情ではないかと。

 しかし、ジェフに残ってくれたということで、嬉しいですね。
 ただ、これで優也、新井、鈴木と、まずまずの実績があるGKが並ぶ上に若手の相澤もいます。
 GKは1人しか出場できないポジションですし、優也の移籍もあり得るということでしょうか。

 タイプ的には優也や新井よりも鈴木のほうが、尹監督のサッカーには合っているのかなと思わなくもありませんし、もしかしたら鈴木が正守護神になる可能性もあるかもしれない。
 C大阪時代のGKも、長身のキム・ジンヒョンだったわけですしね。
 もっとも韓国代表経験のあるキム・ジンヒョンは、別格だったとも言えるでしょうが。


 続いて、GK大野が栃木にレンタル移籍することになりました。
 大野も昨年は出番がなかったし、放出かレンタルが濃厚ではないかと思っていましたが、移籍先が見つかるのか心配していました。
 2018年に9試合出場した際に、可能性を見せられたことが大きかったのでしょうか。

 今年の栃木は韓国代表にも選出経験のある、ベテランGKユ・ヒョンが素晴らしい活躍を見せていました。
 しかし、栃木は夏の補強による予算の影響もあったのか、このオフに枝村、古波津など主力選手の一部を放出しています。
 ユ・ヒョンもその一人で、契約満了となっていました。


 ただし、ユ・ヒョンの怪我でジェフとの最終節にも出場した川田修平もまずまずのプレーを見せていましたし、ベテランGK塩田獲得の報道も出ています。
 大野としては第3GK候補で、まずは控えの位置を争うことになるでしょうか。
 もちろん何があるかはわかりませんが、まずは試合に出場することが目標となるのかもしれません。

 大野も昨年は良いプレーを見せていましたし、ポテンシャルはある選手だと思いますので、ぜひ新天地で頑張ってほしいですね。
 GKは出場機会を得るのが難しいポジションで苦労も多いでしょうが、立石や新井などのようにいつかビックチャンスが巡ってきてヒーローになれるかもしれない。
 そのためにも下積みが大事だと思いますし、ぜひ栃木で良い経験を積んできてほしいと思います。