私事ですが、本日ワクチン3回目を打てることになりまして、週末は副反応が出る可能性があります。
そのため、開幕戦後の更新はいつになるかわかりません。
その後も試合後の更新は、念のため不定期ということでよろしくお願いします。
個人的な話を続けると、この年末年始はオフの動向をチェックしつつ、eスポーツを見ていました。
もともと私はゲーム実況が好きで、今でこそ猫も杓子もゲーム実況と言いますが、まだグレーゾーンだった黎明期と呼ばれる2008年頃から見ていました。
そこからeスポーツに興味を持ち、そちらを勉強していました。
eスポーツと言ってもプロだけでなく、いわゆるストリーマーやミュージシャン、果てはジャニーズまで参加するカジュアル大会を中心に見ているわけですが、カジュアルと言っても真剣そのもの。
1週間に跨る練習試合がある大会もあり、時には悔しさから涙したり、喧嘩したりと、部活動のようだともよく言われます。
その中でも私は役割分担や相手分析、チームの連携など、いかに組織を作っていくのかを楽しんでおり、そこはサッカーを見る視点と同じものを感じています。
その中でもプロや元プロ選手はやはり周りと違って、特にチームを勝たせる力だったり、目標に達するために妥協しない執着心だったりが異なる印象です。
細かな技術や知識などもベースにあるのでしょうが、それ以上に勝利へのこだわりが凄い。
目先の勝ち負けなどではなく、あくまでも最終的に相手に勝つため、どう立ち回るのかを常に考えている印象です。
それがリアルスポーツの『勝者のメンタリティ』にも、通ずるのではないかと思います。
メンタルと言うとつい激しいプレーや気持ちを表に出す言動が思い浮かますが、それだけではないのではないか。
むしろ感情的にぶつかっていったり、審判などに抗議したりする行動は、勝利から遠ざける可能性もあるわけで、メンタル的には弱いとすらいえるのかもしれません。
勝利や目標を第一に考えて、こだわった行動ができるか。
特に今年のジェフは尹監督3年目で結果も求められる年になるわけですから、より一層目標に執着するチームにならなければいけないはず。
一喜一憂せず細部を大事にして、本当に強いチームになることが求められるのではないでしょうか。
ジェフにはそういったメンタリティが足りないのではないかという話はこのオフにもお話ししましたし、今年はそういった点も注視していきたいですね。
さて、明日ホームのジェフが開幕戦で迎え撃つのは、J2に昇格したばかりの岩手。
古いジェフサポからすると、岩手と言えば2004年に武藤真一がジェフ退団後、いきなり選手兼監督として発足したばかりの岩手に加入したことで有名です。
その後、経営問題などのごたごたもありましたが、ついにJ2まで昇り詰めてきたことになります。
近年の岩手は、2020年に秋田豊監督が就任。
特に昨年後半は好調で10戦負けなしで2位に浮上し、接戦の末にJ2昇格を決めています。
J2で昨年終盤無敗だったジェフと、J3で昨年終盤無敗だった岩手との対決ということにもなりますね。
昨年の岩手戦を見た限りでは、堅守速攻のチームといった印象。
守備に関しては3‐2‐4‐1で前からプレスをかけつつ、跳ね返すスタイルでした。
ジェフとも似通った守り方だったと思います。
しかし、攻撃においてはジェフのようにポゼッションはせず、長いボールを蹴り込むサッカーだと思います。
フィジカルが武器のFWブレンネルや鹿児島でJ2経験のあるハン・ヨンテを起点にして、2列目の色摩や和田が拾って仕掛ける展開。
元ジェフ中村太亮が蹴るセットプレーも武器で、典型的なガテン系のサッカーと言えると思います。
一方のジェフはちばぎんカップでの戦いを振り返ると、予想以上に昨年からの違いが少ない正常進化といった印象でした。
前年の調子が良くても翌年は新たな何かに挑戦するチームも多いと思うのですが、ジェフは昨年のスタイルを維持することを最優先したのでしょうか。
柏戦でも良くも悪くも、昨年の特性が出ていたと思います。
正常進化のメリットは、大きなリスクなく今年をスタートできるところにあると思います。
一方で、相手に研究される懸念や同じ課題が残る可能性もあるでしょうし、岩手が徹底した対策を取ってきてもおかしくはありません。
継続性を重視するのであれば、相手が対策されてもそれを上回る強さを身に着けられるかどうかが求められるでしょう。
確かに鈴木GMも、新体制発表会で「毎年スタートダッシュができていないので前半戦の10試合が大切」と話しています。
監督継続3年目で序盤から傾くようでは、その後の立て直しも難しくなると思いますし、シーズン序盤から成果を求められるシーズンとなるのかもしれません。
そこでうまくいかなければシビアな結果も待っているかもしれませんし、それこそ勝利への強いこだわりや成績に対する執着心を持って、序盤から戦ってほしいところではないでしょうか。
ちばぎんカップでもあっさり負けた印象がありますし、点が欲しい状況での巻き返しは、戦術的にもメンタル面においても昨年からの課題の1つだと思います。
まずはJ2の洗礼を岩手に見せてあげなければいけない立場だと思いますし、ホームでもあるわけですから開幕戦からしっかりと勝点3を掴んでほしいですね。