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2位横浜FCとの試合で好調の波を引き戻せるか

 7月上旬の連戦を、1勝2敗で終えることとなったジェフ。
 それまでの7試合は負けなしと好調でしたが、ここで足踏みとなってしまいました。
 横浜FCを相手に流れを引き戻せるか、注目の試合となりますね。

 J2降格組の横浜FCですが、シーズン序盤は素晴らしいスタートを切り、第14節まで首位を走っていました。
 しかし、ジェフが1‐1で引き分けた試合も含め、4月5月は苦戦し5勝3敗4分。
 順位も自動昇格圏内から落ちる、3位にまで転落しました。


 しかし、5月末からは再び成績を伸ばし、首位争いに復帰しています。
 基本的なスタイルは変わっていないと思いますが、第18節岩手戦から広島からレンタル移籍したハイネルが合流。
 ハイネルが手薄だったボランチに入ったことも、大きいのかなと思います。

 横浜FCは攻撃的なパスサッカーを狙っている印象で、特に楔のパスからリズムを掴んでいくイメージです。
 しかし、相手のハイプレスに苦しむ傾向があり、前回対戦時のジェフも積極的なプレスを仕掛けていきました。
 それが横浜FC対策となっている印象ですが、逆にその裏を突く形でDFの背後や逆サイドへ大きく展開する攻撃が増えている印象もあります。


 攻撃陣で注目なのは、やはり現在得点ランキングトップの小川航基で、すでに16ゴールも上げています。
 一時はFWサウロ・ミネイロの復帰でシャドーを務めていましたが、ミネイロが怪我で再離脱したため1トップに戻りました。
 しかし、警戒すべき選手は小川航基だけではなく、シャドーの長谷川や右WBイセカ・ゼイン、攻撃参加してくる右CB中村など豊富で、タレントの多いチームですね。

 ただ、ここ2試合は2引き分けとなっており、まだ自動昇格に向けて大きな波に乗っているとまでは行っていないのかもしれません。
 特に守備に関しては若干課題の残る印象で、サイドへの対応やマークの付き方などが不安定なイメージがあります。
 また、CBに小柄な選手が多いので、ジェフとしてはうまく前線の選手の高さを活かせば、相手を押し込むことが出来るかもしれません。


 そのジェフは前節栃木に敗れたとはいえ、横浜FCはまたスタイルの異なる相手。
 栃木のような堅守速攻チームではなく、前に出てくるチームだと思いますので、比較的戦いやすいかもしれません。
 ただ、新潟のようにパスサッカーを徹底するサッカーではなく、ロングボールや前線の高さなどをシンプルに使ってくることもあるだけに、そこをうまく対応できるかどうかが注目でしょうか。

 また、昨日も話したように、ジェフはレオンソやサウダーニャなど徐々に怪我から選手が復帰してきています。

yukkuriikou.hatenablog.com

 鈴木大輔や高橋なども戻ってくるかもしれませんし、メンバーが戻ってきた時にどう変化が及ぶのか。
 前節敗れているだけに、横浜FC戦でスタメンが変わってもおかしくはないのかもしれません。


 ここ数試合の選手交代策を見ても、尹監督はまた3バックに戻したいのかなと意図も感じます。
 わざわざ小島をコンバートしてまで3バックにしていますし、当初は守備固めでシステム変更を行っていた印象でしたが、前節は1点ビハインドの状況でも3バックに変更している。
 すぐに3バックでスタートすることはないかもしれませんが、いつかは3バックに戻ることもあるのかもしれません。

 確かに前節はSBの裏を取られて失点するなど、相手チームもジェフの4バックを研究してきている印象があるし、クロスボールへの対応も4バックだと不安なところがある。
 そのあたりが気になって3バックに未練があるのかなとも思いますが、3バックにもデメリットはあるはずで、完璧なシステムなどないはずです。
 本来はどんなサッカーを目指し、そこにどんな選手たちが在籍するかで、システムを決めるものだと思います。

 それが選手の復帰などで、また状況が変わったとして、良いバランスがとれるのか。
 それとも、逆にうまくいかなくなる可能性もあるのか。
 指揮官の舵取りが重要となってくる場面が、近づいているのかもしれませんね。