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ジェフがKリーグで活躍した上海海港FWリカルド・ロペスを獲得

 Jリーグの移籍ウインドウが7月15日(金)にオープン
 それにあわせてジェフも補強。
 上海海港から31位歳のFWリカルド・ロペスペレイラを、完全移籍で獲得したとのことです。

jefunited.co.jp

 Wikipediaなどの情報によると、ブラジル人選手のリカルド・ロペスは母国でサッカーをスタート。
 しかし、国内では活躍できなかったようで、25歳の頃に韓国の済州に移籍。
 FWジャイールがジェフに移籍した2年後に加入したクラブで、33試合11ゴールという活躍を見せます。

 翌年、全北現代に移籍すると、2016年、2018年、2019年と二桁ゴールをマーク。
 KリーグやACLでも活躍し優勝に導くなど、大きな成功を収めたようです。
 そして、2020年には中国へと移籍。


 しかし、移籍した上海海港では、1年目に17試合出場で5ゴール。
 2年目も14試合出場で4ゴールと、目立った結果は残せず。
 そのまま中国を去り、ジェフへ移籍することになりました。

football-tribe.com

 Football Tribeのまとめによると、今年3月にはインスタグラムで広島のアカウントをフォローしたこともあり、広島移籍の話も出ていたようです。
 その後も含みを持たせた発言をしていたようですが、そこをうまくジェフが奪ったのか、それとも何らかの理由で広島が撤退したということでしょうか。

 一昨年、昨年の成績は出ていますが、今シーズン前半のデータが見つからず探していると、以下のサイトにて5月5日にSH Port Resに移籍したと書かれています。
 では、SH Port Resとは何かと調べると、Shanghai Port Reservesということで、リザーブチームのことでしょう。
 そのため、今年初めから半年間のデータがなかったということなのでしょうね。

www.transfermarkt.jp

 先ほどのFootball Tribeでは2021年10月以降、前十字靭帯を断裂し戦列を離脱していると書かれていますので、怪我もあってリザーブに降格となったのかもしれません。
 大きな怪我ですからその影響が気なるところで、ブランクがあることにもなります。
 今年のジェフは怪我で悩まされているだけに、さらに怪我明けの選手を補強すると言うと、どこか怖さも感じますね

 また、Kリーグでの実績は見事ですが、中国では目立った結果を残せていないのも若干心配ではあります。
 なお、Transfermarktによると契約は8月までと書かれているので、それが正しければ移籍金はないか、少額で済んだ可能性があると思います。
 ただ、中国でも年俸の高い選手だったようで、韓国でも1億円以上の年俸で2017年にはKリーグでも外国人選手で3番目の高給取りだったようですから、そこから値下がっているとは思いますが、お値段の方も気になるところです。


 動画などでプレースタイルを見ていると、サイドからドリブルで仕掛けるドリブラータイプの選手なのかなといった印象です。
 済州でジャイールとニアミスしていることや、韓国で結果を残したこと、プレースタイル的にもジャイールに似たタイプなのかもしれません。
 そうなると、サウダーニャともどこか被る可能性があり、点の取れるサウダーニャを探していたのでしょうか。

 ジェフは現状後方の選手に怪我人が多いですし、補強するならそちらかなとも思っていました。
 ただ、後方の選手をシーズン途中からチームに加えるのは難しいかもしれないし、怪我人が復帰すればそれで賄えるという判断かもしれません。
 個人的には特にサイドの選手が不足しているように思うのですが、そこはシーズン前から不安のあった部分でもあると思いますし、これでいいという判断でしょうか。


 状況からすると、やはり得点が増えないということで、個人技での打開に期待したいということなのかなとも思います。
 だからこそ、サウダーニャを残したのかもしれないし、強化部ももともと攻撃作りには不安があったのかもしれません。
 ただ、ジャイールなどもそうですが、韓国などでドリブルだけで活躍してきた外国人選手は、Jリーグでは苦戦する印象もなくはありません。

 それでも勝つためには点を取らなければいけないし、他に打つ手も多くはない。
 後方を補強して戦力アップになっても課題は克服できないと考えた結果、打開力のあるアタッカー補強となったのでしょうか。
 ストライカータイプ補強を望む声もありますが、尹監督1年目はクレーベも山下もいたのにお互い一桁ゴール止まりだったわけで、その前の段階から課題があるという発想も納得ではあります。

 ただ、クオリティは異なるかもしれませんが、現状だとサウダーニャも主力にはなれていないだけに最後のピース感はないかなぁとも思います。
 個人的には先週も話した通り、怪我人が増えて結果的にフィジカルを全面に振り切った結果、成績が伸びた印象もあっただけに、攻撃陣の補強をするのであればブワニカのお手本になるような前に強いフィジカル系のアタッカーか2列目から飛び込める選手の方が良かったのではないかと思いますし、むしろテクニカルなドリブラーの補強などによってまたチームが変わってしまう恐れもあるのではないかとも思います。
 チームに関してはともかく、リカルド・ロペス個人に関しては中国で活躍できず怪我明けでもあるということで、まずはしっかりと動けた上で、再起できるのかといった立場のようですね。

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