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開幕戦からライバル山形と対戦するジェフ 今年こそはスタートダッシュを!

 今週末、いよいよJリーグが開幕します。
 昨年のジェフは年間を通して成長を感じ、明確なスタイルも打ち出せて、久々に明るい1年を過ごせたと思います。
 シーズン後半に成績を上げてプレーオフまで進出し、昇格とはいかなかったものの、成績面でもまずまずの成果を残せました。

 しかし、昨年好調だったからこそ、今年は昇格という結果を問われる年になると思います。
 ちょうど今年はJ1からの降格が1チームのみとライバルも少ないですし、秋春制に代わってバタバタする前にJ1昇格を果たしたいという部分もあると思います。
 ただ、個人的なJ2順位予想ではジェフを3位にした通り、昇格のためには昨年からの流れに加えて、さらなる成長が必要ではないかとも思っています。

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 自動昇格が最大の目標になると思いますが、そのためにはシーズン序盤から成績を出していくことが大事でしょう。
 J2優勝を果たした昨年の町田も、第2節から6連勝と序盤戦から勝点を稼いで逃げ切っています。

 一方のジェフはシーズン後半に追い上げることが多く、シーズン序盤は鬼門とも言えます。
 意識を変えて、開幕戦からシビアに結果を追求していく必要があるのではないでしょうか。
 ちばぎんカップでも快勝し明らかに昨年の今頃よりも状態が良いことを感じ取れましたが、柏の状態が悪かったことも差し引いて考えるべきだと思いますし、浮かれることなく集中してシーズンに入っていきたいですね。


 東北チームということで今年もアウェイスタートになる山形は、昨年序盤にクラモフスキー監督を解任し渡邉晋監督が就任。
 シーズン中盤から成績を上げ、最終節でジェフを上回って5位まで昇り詰めました。 
 プレーオフ初戦では清水に引き分けて敗退となっていますが、今季も上位候補でジェフのライバルとなる可能性が高いのではないでしょうか。

 山形は渡邉監督らしく、守備に関してはシンプルで、攻撃時にはパスワークを中心に仕掛けてくる。
 特に中盤中央で選手が密集して縦に繋げてサイドへ展開、あるいはサイドからサイドへ大きく展開という形が印象的です。
 人とボールの動きで薄いサイドを作っておいて、そこを仕掛けさせるというパターンですね。


 中盤は主力の入れ替えがほぼなかったので、注目はやはりSHではないでしょうか。
 右SHのイサカは残留しましたが、左SHのチアゴ・アウベスと宮城は退団。
 坂本、氣田、加藤、杉山など2列目に多数の選手を補強しましたが、実際にどれだけ得点を取れるかが、問われるところではないかと思います。

 また、DFラインも小野、野田といった主力選手が移籍。
 安部、岡本、坂本などを補強しましたが、補強は少ない印象もありましたので、どういった顔ぶれになるのか注目です。
 連携面も重要なポジションですし、ジェフとしてはそのあたりを狙いたいところとなるのかもしれません。


 ちばぎんカップのジェフはインサイド2人を固定化することによって、中盤中央でのパスワークが増え、結果的に山形にも似た印象になってきました。
 渡邉監督と小林監督は仙台で共に指導した仲ですから、やはり志向は近いところもあるのではないでしょうか。
 しかし、一方でジェフはよりプレスや球際での勝負に、こだわっている印象もあります。

 開幕戦は気温も下がりそうですから、ハイプレスには向いた環境となる可能性もあります。
 ただ、柏相手にはプレスや球際での勝負を制して勝利を上げることが出来ましたが、山形などJ2チームはジェフの戦い方も十分に理解しているはずで、対策を取ってきた相手に対していかに戦えるかが大事だと思います。
 また、あいにく雨の予報もあるようですので、雨の影響も気になるところです。


 先日、YotubeにアップしたJ2第1節・第2節のプレビューでもお話ししましたが、昨年J2で5位と6位の対戦ということで、開幕カードの中でも注目の一戦となるのではないでしょうか。
 お互いに体制を継続してチームの完成度も高いはずですし、レベルの高いを期待したいところです。

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 ジェフとしては今年こそシーズン終盤だけ結果を残して"帳尻合わせ"と言われないように、シーズン序盤から勝点を積み上げて1年間安定した戦いが出来るように、開幕戦から決戦のつもりで戦っていきたいところではないかと思います。
 安定した結果を残すためにも一時の勢いだけではなく、しっかりと地力をつけることが何よりも大事ですね。
 今年昇格できなければ次のチャンスはいつ来るかわからないと思いますし、ジェフにとって将来を決める大事な1年となるのではないでしょうか。