近年はクラブチームの方が面白いし、日本代表なんて興味がないなんて意見も当たり前のように聞かれます。
それだけ日本にサッカー文化も地域に根付いてきたと言えるのかもしれませんが、代表戦からサッカーファンになり、そこからクラブチームに興味を持つ人もまだまだ少なくないはず。
日本サッカー界の発展のためにも、頑張ってほしいと私は思います。
なお、残念ながらパリオリンピックに向けたU-23日本代表に、ジェフのGK藤田は選出されませんでした。
ただ、今年はジェフでも2度、3度も直接失点につなるミスを犯していますし、あれでは仕方がないところがあると思います。
正直あのようなミスを五輪予選や本番の大事な試合でしていたら、どれほど叩かれていたことかと思ってしまいましたし、ジェフでもより意識を高めて頑張ってほしいところだと思います。
一方で、全体のメンバーを見返すと、OAは選出されず。
U-23世代でもGK鈴木や久保などが招聘されていませんが、今後の五輪は海外クラブでのチャレンジ優先となっていくのでしょうか。
仕方のないところもあるとは思いますが、せめて国内からCBなどのOAを選出する準備は出来なかったかと思わなくもないですね。
さて、アウェイのトゥーロンで先ほどまで行われていた、U-23日本代表対U-23フランス代表戦。
日本代表のスタメンは、1トップに藤尾、攻撃時は左インサイド、守備はFWの位置に三戸、左SBには半田が入りました。
出場のなかった荒木などはコンディションの問題もあったようですが、藤尾は守備重視、左SBはサブが少ないということでテストも兼ねたのかもしれませんね。
🔹U-23日本代表🔹
— サッカー日本代表 🇯🇵 (@jfa_samuraiblue) 2024年7月17日
📝LINE-UP📝
1 #小久保玲央ブライアン(GK)
2 #半田陸
4 #関根大輝
5 #木村誠二
7 #山本理仁
8 #藤田譲瑠チマ(C)
9 #藤尾翔太
10 #斉藤光毅
14 #三戸舜介
15 #高井幸大
17 #平河悠
𝐒𝐔𝐁🔄
12 #野澤大志ブランドン(GK)
23 #荒木琉偉(GK)
3 #西尾隆矢
6 #川﨑颯太
11… pic.twitter.com/LF7Dz810sf
試合の方は前半からフランスの個人能力が高く、日本のプレスをかわしてチャンスを作っていく展開。
日本の選手たちとしては普段なら行けそうな間合いでの守備も、フランス相手だと交わされてしまうところがあるのかもしれません。
そういった意味ですごくいい勉強になったとは思うのですが、本番までにアジャストできるかどうか。
15分頃からは少しずつ、日本がボールを持つ時間が増えていきましたが、なかなかボールを前進できず。
フランスは4-4-2の中盤がダイヤで、全体的に前掛かりな戦い方だったので、前3人でのプレスも厳しかった。
さらに、フランスはビルドアップ時も2CB+1アンカーということで、4-4-2で守備にいく日本はプレスの嵌めにくいところがあったと思います。
しかし、先制したのは25分の日本。
2CB+1アンカーの少人数でビルドアップをするフランスに対して、日本は逆にそこへプレスに行ってボールを奪取。
藤田と藤尾で相手アンカーからボールを奪ったところから、三戸のヒールパスを受けた藤田がゴールを決めました。
この日も藤田譲瑠チマは、序盤から高パフォーマンスを見せていました。
アウェイという雰囲気もあってか、多くの日本代表選手に堅さが見える中、藤田だけは序盤から鋭い縦パスを供給。
先制ゴールのシーンでも、藤田が相手アンカーまでプレスにいったところから、ボール奪取に繋がっています。
ただ、後半に入った直後は、1点ビハインドのフランスの攻撃が加速。
そのまま47分に失点し、1-1の同点になってしまいます。
その後もフランスの猛攻に、日本が何とか耐える展開に。
65分頃にはフランスも若干失速。
ようやく日本がビルドアップで持ち上がれたり、プレスからカウンターを作りかけるシーンもありました。
しかし、そこでシュートまで持ち込めなかったところが、物足りないところだったと思います。
75分頃からは再びフランスの流れになりましたが、日本が粘りの守りを見せると試合終盤にはフランスの足も完全に止まりました。
日本がボールを持つ時間にもなりましたが、日本も攻め込むまでの力は出せず。
フランスの守備も局面では強く、1-1の引き分けに終わりました。
全体的に見ればフランスの方が決定機を何度も作り、日本はGK小久保やCB高井の好プレーで何とか引き分けに終わった試合だったと
思います。
ただ、力の差はある程度見えていたことではありますし、その上でいかに戦うか。
そういった意味では、悪く無い練習試合ではなかったかと思います。
それでもできれば、もう少し攻撃面でパターンを見たかったところ。
ビルドアップでフランスのプレスに苦しんだだけでなく、ハーフカウンターでも強引なドリブルでボールを失うことが多かった。
せめてシュート数を、もっと増やしたかったところではないかなと思います。
一方で、藤田や小久保など、フランス相手にも通用するようなプレーを見せてくれた選手がいたことも事実。
特にサンドニの悲劇で手も足も出ず、0-5で日本のフル代表がフランスに敗れた試合を覚えている世代からすると、アウェイでフランス相手にここまでやれるということ自体が凄いことではないかとも思ってしまいます。
とはいえ、いつまでも古い時代の価値観でものを見るのは、より上を目指しているであろう現世代にとって足枷にもなりかねないでしょうし、オリンピック本番ではすっきりとした活躍を期待したいところだと思います。