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仙台戦では風間宏矢、エドゥアルド、品田愛斗が中盤を構成し勝利に貢献

 4-2で久々の勝利を遂げた仙台戦。
 天皇杯札幌戦を1-0で勝ち切れたこと、リーグ戦では勝ち星から遠ざかっていたこともあって、多くのメンバーが入れ替わりました。

 その中でも機能していたのが、風間、エドゥアルド、品田の中盤トリオだったのではないかと思います。
 エドゥアルドはボランチからインサイドに上がる難しい役回りでしたが、ポジショニングも良くいい形で前を向けていました。
 ジェフの左SHや左SBが相手選手を引き付けている間に、うまくハーフスペースに入ってフリーな状況でボールを持てていましたね。


 また、品田も要所要所で、フリーな状況で前を向き縦パスを展開していました。
 品田の場合、技術力もさることながら、縦パスの意識が高いことが特徴だと思いますし、ジェフに不足がちな中央での縦パスを打ち込める選手だと思います。
 この試合も何度も鋭い縦パスを前線に送っていましたし、ゴールに直結するプレーが出来るタイプといったイメージです。

 さらにプレースキックにおいても、鋭いボールを供給してチャンスを作っていきました。
 流れの中でもセットプレーでも、チャンスを作れるというのは非常に大きいですね。
 天皇杯札幌戦でも品田の見事な直接FKで1点を奪い、1-0の勝利に輝いています。

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 ただ、仙台戦後にも書きましたが、仙台とは相性が良かった印象がある上に、中盤は数的優位の状態でした。
 仙台は4-4-2で守り、ジェフは4-1-2-3で攻める構図だったため、品田やエドゥアルドなどがフリーになることが非常に多かった。
 特に品田は前を向いて活きるタイプだと思うだけに、この試合でハマったという展開だったと思います。

 実際、ボランチの相次ぐ負傷によって、3月末にFC東京からレンタル移籍した品田ですが、ジェフ加入直後は活躍していました。
 その中でもプレーが光った試合の1つが4月27日の試合で、この時も相手は仙台戦で中盤の数的優位からフリーになって縦パスを出しチャンスを作っていた。
 しかし、続くいわき戦では相手のプレスとフィジカルに苦しむと、翌戦からは一気に出番がなくなってしまいました。


 特に今季のジェフはよりプレス重視な印象もありますし、潰しにいく守備の部分で課題が見られる品田は苦労している印象があります。
 一方のエドゥアルドも素晴らしいプレーを見せていますが、現状だとタスクが田口と被るという問題もあるのかなと思います。
 品田もアンカーの方が活きるタイプなのでしょうが、どちらも出来る田口との組み合わせに迷うところもありますね。

 また、風間も仙台戦では、地味ながらも良いプレーを見せていたと思います。
 やはり横山だとFWに近いプレーになってしまうところが多く、いわき戦後に椿が話していたようにバランスが悪くなってしまうところもある。
 前線に横山が加わって2トップになるだけならまだいいのですが、左右SHにもアタッカーを置いているだけに、難しいところがあるのではないでしょうか。

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 仙台戦でも風間は要所要所で良い繫ぎのプレーを見せていて、時にはサイドに流れるなど変化も見せていました。

 横山は仕掛けに強みがありますが、風間は周りを活かせる選手という点が大きいと思います。
 とはいえ、風間もプレス重視の展開などになると、周りから浮いてしまう部分がある。
 ただ、フィジカル中心のサッカーで戦うにしても、テクニカルな選手を組み込むことは必要だと思いますし、総合的に良いバランスを打ち出せるかが問われるところですね。