改めまして、2023年もよろしくお願いします。
本年こそはマイペースにゆっくりやっていきたいと思っているのですが、つい更新を焦ってしまうところがあるので気を付けるというのが今年の目標です。
さて、1月15日にジェフのキックオフミーティングも開催され、今年の選手構成が明らかになりました。
今オフは序盤に日高や松田、椿などを補強。
SBやSHは補強ポイントだと思っていたので、良いスタートを切れた印象でした。
しかし、その後の動きは少なく、ソロモンやレオンソが抜けたCFは呉屋しか獲得しておらず、チャンが抜けたCBも補強なしで、左SBも手薄な状況。
それでもCFとCBに優秀な外国人選手が補強できればと願っていたのですが、今年の外国人選手は中国から復帰するサウダーニャのみで新規補強はないとのことで、予想外の展開でした。
ただ、その予兆はあって、ジェフは2021年の段階でコロナ禍の影響も受け、人件費が4億円近く減少。
J2でも小規模クラブは外国人選手が不在なチームが多いですし、コストカットとなれば何かとお金のかかる外国人選手から切らなければいけないのでしょう。
ここ1,2年のジェフが若いブラジル人選手発掘にチャレンジしていたのも、経営規模縮小が要因としてあるのではないでしょうか。
しかし、それもうまくいかなかったため、今年の外国人選手補強は諦めたのかもしれません。
ただ、J2生活も長引いていますから規模縮小も仕方がないとは思うのですが、ポジションごとに選手の偏りがあるように見えるのが若干の疑問です。
スリム化を図るのであれば賢くやりくりする必要があると思いますが意外な残留もありましたし、ジェフは前年も動きが少なかった印象があるので、鈴木GMは選手の入れ替えを好まないのでしょうか。
しかし、昨年には風間や高木などを補強しており、既にパスサッカーへのシフトを準備していた可能性もあるのかもしれません。
以下でポジションごとに、選手を見ていきたいと思います。
複数のポジションが想定される選手などには、「?」とつけてあります。
GKは法政大から近藤が加入し、4人体制に。
CBは主力のチャンが抜けたにもかかわらず、補強がありませんでした。
CBが少ないため4バックを予想しますが、ダニエルも抜けたため、CBの本職は4人のみとかなり心許ない状況です。
高橋もCBとしては不安の方が多く、3バックだからこそまだ何とかやれていた印象だったと思います。
松田もCBでプレーできる選手ですが、本職は右SBと見るべきでしょう。
175cmにしては高さのあるタイプですが、4バックならSBの方が活きる選手だと思います。
CBと比較して右SBはかなりの人数で、松田陸の補強に加え、西久保、米倉、福満も残りました。
このあたりが選手構成の歪さを感じる部分で、右SBに退団者が出なかったのが意外なところでした。
福満は2列目などでも、プレーする可能性があるかもしれません。
しかし、SHも補強は積極的だっただけに、空きがあるかは怪しい状況。
昨年のように福満が左SBにも回るようだと、チームとしては苦しい状況になっているかもしれません。
その左SBはかなり層が薄く、秋山、ダニエルが退団。
日高を軸に末吉もプレー出来なくはないでしょうが、末吉は4バックならSHに置きたいところで、SBではサイズに不安が残る印象もあります。
CBに余裕があれば佐々木が左SB専従になるのかなとも思っていたのですが、この状況だと難しいかもしれません。
共に層の薄いCB、左SBでプレーできる佐々木の成長が、カギを握るのかなとも思います。
総じてDFラインは人数はいるものの、ポジションバランスに偏りが大きいように見えてしまいますね。