ゴールデンウイーク最終戦の横浜FCから、右SHとして岡庭がスタメン出場。
7-1で勝利した愛媛戦では、15分にチーム2ゴール目を決めています。
これが岡庭にとっても、今季2ゴール目となりました。
#5月18日 #明治安田J2リーグ#第16節#愛媛FC
— ジェフユナイテッド市原・千葉【公式X】 (@jef_united) 2024年5月18日
ゴールシーンをPLAYBACK🎥
15分#岡庭愁人 選手のGOAL
左サイドを #日高大 選手が抜け出てクロス
ペナルティーエリアへ入ってきた #ドゥドゥ 選手が受けて右へパス
受けた #岡庭愁人 選手が左足一閃⚽️
DAZN視聴はこちらhttps://t.co/JtKiOqCnM1 pic.twitter.com/YHEenZzHN2
左サイドのパスワークから、日高が抜け出して中央へ。
ドゥドゥがパスを受けて逆サイドの岡庭に送ると、岡庭がトラップしてシュート。
相手DFにもあたってゴールとなっています。
岡庭はボールを受けると、縦への仕掛けではなく、中央へトラップを選択していますから、この時点で自分で決めようという意識があったのではないかと思います。
岡庭らしい積極性を感じたシーンで、思い切りの良さがゴールに結び付いたシーンでした。
岡庭の勢いを感じるプレーでしたね。
このゴールで愛媛の気持ちを折った印象もありましたので、個人的には非常に大きな得点だったと思います。
岡庭は相手の動きが落ちた流れで、その次の3ゴール目でも日高からのクロスを頭で折り返し。
ドゥドゥのゴールを、アシストしていることになります。
昨年途中からジェフの右SHには田中が起用され、先日もお話しした大事なアイソレーション役を果たしてきました。
その田中が怪我で離脱中と思われ、岡庭にスタメンのチャンスが巡ってきたことになりますが、岡庭も見事なプレーを見せていると思います。
岡庭もスピードがあって縦に仕掛けられ、攻守に活躍できる選手ですが、田中とは少しずつ特徴が異なる印象です。
例えば守備では岡庭もプレスで貢献できる選手ですが、田中の方がうまくファーストディフェンスに入れて、球際にも激しくいけるフィジカルがあるのではないかと思います。
しかし、後方に戻ってスペースを消す動きに関しては岡庭の方がうまく、高橋が明けたスペースなどをスッと埋めることが出来る。
そこはもともとFWだった田中と、SBだった岡庭の違いなのではないかと思います。
また、攻撃面では田中の方が縦へのスプリントで相手を交わすタイプですが、岡庭はドリブルでも勝負をすることが出来る。
岡庭は重心の低さが攻撃面での持ち味になっている印象で、それによって相手を交わしきれずともクロスを上げられるし、クロスやシュートの精度も高くなっているのではないでしょうか。
狭いエリアでもスッと潜り込んで、相手の前を取れるイメージもあります。
田中も岡庭も献身的でスピードやスタミナのあるタイプですが、大きく分けるとフィジカル面では田中、小技の部分では岡庭の方が得意なのかもしれません。
岡庭からはプレーに自信も感じて、積極的にクロスを上げることも特徴ですね。
ただ、甲府戦のように中央を固められるとクロスを連発する展開となってしまい、実際にその中で一本ゴールが決まっているのも事実ではありますが、クロスばかりだと全体的な攻撃が淡白になりかねないところは、将来的にチームとして悩むべきところになりかねないのではないかなとも思います。
とはいえ、加入決定時から良い選手を補強した印象はありましたが、予想以上に活躍してくれていると思います。
右SHでの出場は開幕前からの予想が当たったことになりますが、田中が復帰した時にどうするのかというのは悩ましいところですね。
同ポジションに良い選手がいると他のポジションをもっと補強すべきだったのではとも思ってしまいますが、今回のような怪我があるとやはり2人いた方が良かったともなりますし、このあたりが補強の難しさでもあるのでしょう。
岡庭はレンタル加入となっていますが、早くも来季以降もジェフに残って欲しい選手となってきました。
ただ、田中もいるだけに、岡庭にとっても難しい判断となるのかもしれません。
来季の去就が読めない選手は他にもいますし、まずはJ1昇格に集中すべきところなのでしょうね。